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河口 俊彦 |
価格:¥ 580
納期:通常24時間以内に発送
人気ランキング : 83477位
定価 : ¥ 580
販売元 : 新潮社
発売日 : 2006-03 |
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大山康晴の強さとその生き方を分かりやすく提示した著作です |
大山康晴の全盛期に将棋を覚えたオールドファンです。本書を読み改めてその強さを実感しましたし、あまり知られていないその生き様を理解できました。
対照的な独特の風貌で日本中に知られた大山・升田時代だけでなく、中原にその座を譲るまで、憎らしいほど勝ち続けた名人なのは皆が知っています。そして晩年のガンとの戦い。壮絶なまでに「現役A級棋士」というクラスや将棋にこだわる「勝負師の本能」というものに対して、本書はスポットライトを当てたかのように明確に描き出しています。
それにしても、「強さ」へのこだわりは、生き方に繋がります。プロ棋士なら当たり前の感覚なのでしょうが、その中でも一際光ったものを持った人だけがトップに君臨するのでしょうね。
著者の河口 俊彦さんの書かれた文章は好きです。「将棋世界」に掲載される文章のどれも巧みで、棋士の中でも一番お上手な方だと思っています。
棋譜も紹介されていますが、将棋をご存知のない方がそれを読み飛ばしても理解できるように書かれています。それだけ河口さんの文章が巧みなせいかもしれません。
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大山康晴を知る上での力作 |
著者が若い頃から見てきた「大山康晴」という男の強さ、偉大さを解き明かした名著です。
将棋は確かに強かった。周りの棋士からみても憎たらしい程であった。しかし、ただ将棋が強いということだけではなく、人間的にも強靱であった。その事については、棋界の者以外にはあまり知られていないことでもあります。
この書は、若い頃から晩年に至るまでの「大山康晴」の姿を見事に描いています。
中には際だった戦いの棋譜も載せてあり、将棋好きには堪らないでしょう。また、大山康晴ばかりでなく、時のライバル達の姿も描かれていて、興味が倍増します。
将棋ファン必見の書です。
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なぜ大山は晩節に至っても将棋が強かったのか? |
『決断力』(角川oneテーマ21)を書いた羽生善治は、その自著のなかで大山康晴について、「生きていることすべてを将棋に有利に持っていこう、そこまでやっての勝負であると考える人だった。棋士たちを麻雀に誘って癖を観察し、それを勝負に生かした。大山は盤の上だけでも十分に強かったが、いわゆる盤外戦でも強かった」と語っている。
大山という男はなぜ将棋が強かったのか。60歳を過ぎても「A級棋士」の座にすわり続けることができた理由は何だろうか。河口俊彦著『大山康晴の晩節』(新潮文庫)は、こういう疑問を氷解させてくれる人間ドキュメンタリーの一冊。大山の人生に触れてみることで、”生き方”を学ぶための格好の教材になるであろう。