一言で言うと、この本には奇跡の物語が書いてある。
試験将棋で念願のプロ棋士となった瀬川四段の自叙伝。奨励会3段リーグで規定年齢内に勝ち上がることができず退会となるも、アマチュア名人として台頭し、将棋連盟にプロ編入試験将棋を制度化させ、その最初の合格者となった経緯が語られていた。奨励会からプロ棋士(4段)になることはものすごく厳しい世界とはきいていたが、奨励会で実際に辛酸を舐めた著者の記述はあまりに赤裸々であり、極限まで追い込まれた心情がストレートに伝わってきた。そこまで苦しんでもプロにはなれず、けれども一層努力してプロになる気持ちを捨てなかった瀬川四段の将棋を愛してやまない姿に心打たれた。一人の人間が夢を掴む、その感動的な生き様をみることができた。
将棋のプロになる夢を捨て切れなかった瀬川さんの生い立ちや、
瀬川さんのプロ入りに関する本は、一通り読んできましたが、瀬川さんの視線で書かれた本はだけです。そのとき、そのときの心情や行動が赤裸々に語られています。瀬川さんがどういう心境でプロを目指し、挫折し、そして再挑戦し、どんな葛藤があったのか、、、感情移入して、惹きこまれるように読んでしまいました。将棋を知らない人でも、読める本だと思います。お勧めです!
瀬川さん自身も、また周りの人たちもすべてカッコイイです。それを見事に構成している文章がまたすばらしい。胸を打つ言葉、描写にあふれています。p.186の最初の文の衝撃。これから読む方のために、書きません。読みながら、くーっ、くーっと何度もこみ上げてきました。将棋ファンになって良かった。こんな素晴らしい世界があるんだもの。 |
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このページの情報は 2006年9月7日2時49分 時点のものです。 |



