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羽生 善治 |
価格:¥ 1,365
納期:通常24時間以内に発送
人気ランキング : 19748位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : 浅川書房
発売日 : 2005-12-22 |
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棋力の高い読者向け |
本書には七手詰めが読める人なら読めるというように書かれていますが、かなり読者を選ぶ本だと思います。級位者には十分理解できないのではと思います。
内容は、羽生四冠の実践譜を羽生四冠とともに追体験し、どのような考え方で指し進めたのかを理解するというもので、段位者にとっても中々に高度なものです。これを読めばたちどころに強くなるという種類の本ではありませんが、プロがどういうことを考えながら指しているのか、将棋を指すときの考え方、基本姿勢が何となくわかったような気になります。
なお、手筋を学びたいとか、定跡を覚えたいという人向きの本ではありません。念のため。
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思いの外難しい |
某サイトで四五段という棋力だが、私も正解率は良くない。自分の終盤力のなさに呆れた。道理で逆転負けが多いわけだ。
一手の絶妙手ではなく、一見当たり前の正しい手を「指し続ける」。ここにこの本の主眼があるように思う。相手が最強の頑張りをしてきても、それに惑わされず、その局面の本流を行く。相撲でいえば、華やかな上手投げではなく、一見地味だが、もっとも逆転が少ない、基本中の基本、寄り切り。それを感覚として身につけるのに、優れた本だと思う。
自分事で恐縮だが、私程度の棋力でも、ときおり絶妙手というのはある。だが、その反面、無筋、珍妙な手というのも数多くあるわけで、こういう指し手が強いわけがない。つまり地力がないわけで、この本は、そうした地力、つまり、基本を身につけるのに、とても向いていると思う。線として成り立っている終盤、なるほどと思うと同時に含蓄が深い。
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コンセプトがイイ |
現代将棋が最も(過去と比べ)発達した技術の一つに「有利、優勢な将棋を勝ちきる技術」があげられる。本書は副題に「攻めをつなぐ本」とありすべて羽生先生の実戦譜からの出題であるが指定局面はほとんど羽生有利の局面である。そこからどう攻めをつなぎ有利優勢な将棋を勝ちきるかの解説がなされている(このコンセプトがイイ)。将棋は逆転のゲームと呼ばれ、いい将棋を勝ちきれない悔しさは将棋を指す限り逃れられない。本書は現代将棋のエキスとも呼べる技術を現代将棋の第一人者である羽生先生が懇切丁寧に解説したまさしく良書である。過去よくあった終盤術の本にある絶妙手、奇手の類は少なくどちらかといえば地味な手が多く出題(高度な内容であるが最低七手詰めが分かれば理解可能)されているがその根底に流れる構想、読み、手筋はまさにプロの芸と呼べるものである。あなた将棋が強くなりたいでしょう、逆転負けが多いでしょう(私自身の話でもあります)是非買いなさい。
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終盤の訓練にはいいと思う |
浅川書房の将棋シリーズは、中身が濃いことで有名です。
著者の羽生4冠は、低段のときから終盤は誰が指しても同じ(高段者にとっては)という話をしていましたが
アマにとっては終盤で勝敗が決するほうが多いのが実情です。
その終盤のトレーニングブックとしてシリーズで3巻ほど出版される予定の初刊で、テーマは攻めをつなぐとなっています。
終盤の本は、手筋なら同出版社の寄せが見える本(1)、(2)が参考になるでしょうし
見事な終盤を鑑賞するには将棋連盟出版の谷川さんの5冊シリーズ(谷川の寄せ)が参考になると思います。
この本は、少し趣が違い終盤の手筋というよりもむしろ考え方(大局観に近い)をテーマにしてそれが身につくようにかかれています。
形態は、18局の実戦例を終盤から次の1手形式で問いながら考えられる変化も詳しくいっしょに考えていこうというもので
終盤を強くしたいと思う人にはもってこいかと思う。
実際 実戦譜のかげに隠れていた変化も掲載されて参考になります。
ただ 以前の羽生の著書”羽生の絶対感覚”で おーなるほどそこまで考えているかというような感嘆する変化はあまりおめにかかれなかったので
アマ高段者には、ほんのちょっぴり物足らないと感じる人がいるかもしれません。
それと攻めをつなぐというテーマでしたので切れそうな攻めをつなぐような局面がいくつか出てくるかとも思いましたが、
今回はそのような細い攻めをどうやってつなぐという局面はありませんでした。
ただ終盤もこういうトレーニングの繰り返しがいいのかもしれません。
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脳内 |
棋書を買って,詰め将棋や必死問題も解いて,実戦もして,でも全然足らない,強くなるにはこれだけではないはずだとつねづね思っていた.
プロの一手一手を丁寧に,高段者にとっては当たり前のことも詳しく解説して欲しいと願っていた.そしてプロは対局中に何を考えてるのがぜひ知りたかった.
この本を読むと,もう一問目から驚く.読みすすめると,ナルホドこんなことまで考えてるんだ?と感じ入る.次の一手の局面を見ても,答えとなる一手の発想自体が全く自分の中にないので,考えれば思いつくという次元ではなかった.
将棋の幅が広がるというのはとてもうれしいものだ,この本の内容はいままでの棋書では勉強できない種類のものだとと言っていい.