終盤戦で、美濃囲い、穴熊、矢倉をどう崩したら良いかについて書かれた本。これまでの「羽生善治の終盤術」シリーズと同様、すべて羽生善治氏の実戦譜に例が取られています。過去の2冊に比べるとやや易しい印象を受けました。いずれにせよ「羽生善治の終盤術」シリーズの掉尾を飾るにふさわしい良書であり、過去の2冊が良かったと思われた方にはお奨めです。
羽生善治の終盤術の3巻目。今回は美濃、穴熊、矢倉の3つの囲いをどのように崩していくのか、という内容。この本に通じて流れているコンセプトは「基本の手筋をいかに実戦で生かしていくのか」ということにあると思う。例えば後手振り飛車の場合、美濃囲いの5二の地点には普通は「金」がいる。しかしながら実戦では銀の場合もあるだろうし、矢倉にしても金銀3枚でがっちり囲っていない場合もある。そうした、「微妙に異なる実戦」で、これまで学んだ手筋を「どのように応用するのか」「これまでの手筋がそもそも応用できる局面なのか」ということが身についてくる。上記の事柄は当然プロ棋士でも難しいことのようだが、「感覚的なこと」については理解できると思う。(というのが筆者の考えのようだ)
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このページの情報は 2006年9月7日2時49分 時点のものです。 |



