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聖(さとし)の青春
大崎 善生

聖(さとし)の青春

価格:¥ 680
納期:通常24時間以内に発送

人気ランキング : 23994位
定価 : ¥ 680
販売元 : 講談社
発売日 : 2002-05

この本を読めたことに感謝したい

「村山君、さっき亡くなりました」この言葉を聞いたとき、私は涙が止まらなくなった。
村山聖という名前は小学生の時、新聞で目にした記憶がある。若くして亡くなったことも知っていた。その頃は普通の将棋のプロ棋士だと思っていて、なぜこんなに若いのに死んだんだろう、ぐらいにしか思っていなかった。それから将棋を指すようになって棋書を買っていくうちにレビューで評価の高かった「聖の青春」と出会った。
序盤、聖の子供時代から始まり既に涙なしでは読むことが出来なくなっていた。聖の母であるトミコ、師匠である森信雄六段との生活や、奨励会・棋士仲間との交流の様子など、読んでいくうちに村山聖の魅力にどんどん引き込まれていった。将棋界で怪童・天才と呼ばれた聖のすごさも知ることが出来た。その中でも生と死が隣り合わせの中でも必死に将棋を指している姿・最期まで名人を志していた姿は深く心に焼き付いた。そして聖が亡くなったと分かってからエピローグにかけてはずっと涙が止まらなかった。
最後に「聖の青春」を読むことが出来たこと、村山聖という人間を知ることが出来たことに感謝したい。

時間

何か、重要で、緊張する場面・・・そう、私の場合はテストでした。
元々、プレッシャーに弱かった私は、テストのときは、必ずと言っていいほど、
腹痛に襲われました。そしてそのとき、陽気に笑っている他人が
羨ましく見えたものです。  皆さんもそんな経験ありませんか?

おそらく、聖さんは常にこのような状況だったのでしょう。
他のレビュアーさんが書いた通り、辛い状況だったのでしょう。
でも、彼は「限られた時間」により、それを打ち消してきました。
余命がグングン迫ってくる?そんな状況に私も含め、殆どの人が
なったことがないと思われます。
そして時には、時間の不足が大きなストレスへと変わっていきます。
そのような中、平常心でいられる。
凄い事ではないですか!
この本は、我々が普段認識していない時間の大切さを教えてくれます。

ここでこの手が指せるか?

全体的な事に関してはすでに多くの方が書かれていますので、印象に残った部分についてのみ書きます。

この本は大好きで何度も読みましたが、一番印象に残ったのは「親族会議」の
シーンです。幼少の頃からネフローゼという難病を患いながらもプロ棋士になる夢を抱く聖と、とにかく聖の体を慮り、無理させたくない一心で親戚一同を集めてまでも聖の夢をあきらめさせようとする両親。

中学2年生1人と人生経験豊富な大人多数という圧倒的劣勢の中、
「谷川を倒すには今行くしか無いんじゃ!」
の一言が一人の大人の心を打ち、それをきっかけに場の雰囲気を変えてしまったのです。

プロ棋戦の解説で、時々「ここでXX先生相手に、この手が指せるか?」という表現を耳にします。例え読みに中に入っていても、相手が強ければ強いほど、正確に確かめて指すのは至難の業だという意味だと私は解釈しています。

聖少年の一言は、まさに”ここでこの手が指せるか?”に値する一言であり、この一言をきっかけに、棋士:村山聖が誕生したのだと思います。

怪童 村山聖

夭折の棋士 村山聖の伝記。
師匠である棋士 森信雄との交流がすばらしい。
公園で出会った師弟の所作は秀逸。
最後に村山9段の棋譜が載っているので、将棋の分かる人だともっと面白い。

村山聖の将棋棋士としての生涯

本書は、29歳でなくなった村山聖の将棋棋士としての生涯をつづったものである。5歳でネフローゼという疾患を患い、その病気と付き合いながらプロ棋士となった。また別の言い方をすれば、その病気のおかげで将棋という熱中できるものにどんどんはまっていったとも言える。村山聖の将棋に対する一生懸命さというか真摯な態度が本書に対する印象です。


売れ筋商品
このページの情報は
2006年9月7日2時49分
時点のものです。

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